年も明けて日常生活が再開した1月も後半、36ぷらす3へ乗車する為に九州へ向かいました。
その旅記録になります。
2022年1月26日
旅の開始は名鉄一宮駅から。
16時45分発の特急 中部国際空港行きに乗ってセントレアへ向かいます。
途中名鉄名古屋駅から同行の友人と合流し、17時38分にセントレアに到着です。
前回飛行機に搭乗したのが2020年の11月、羽田→伊丹線に搭乗して以来の飛行機です。
友人が手荷物預けをしている間、この日偶然フェリーフライトで来ていたボーイング777-200・JA009Dを展望デッキで撮影。
この機体は元々JAS(日本エアシステム)に納入された機体で、所謂レインボーセブンとして活躍し、その後JJ統合の際にJALに移籍した機体であり、搭載エンジンのPW4000のトラブル問題で運航停止していた機材です。
この日伊丹空港からセントレアへフェリーされ、給油等を行ってホノルル経由で恐らくヴィクターヴィルへ飛んで行きました。
保安検査通過前にこれから搭乗する機体を撮影。(写真ブレてます)
実はこの機体に乗るのは2度目です。
スターフライヤーの羽田→関空線に初搭乗した際に乗りましたね。
搭乗便は7G69便、名古屋から福岡へのスターフライヤーの最終便です。
保安検査を終えて搭乗、座席は半分も埋まってなく、3〜4割程度でした。
中部国際空港を離陸して機内サービスでホットコーヒーをセレクト。
スターフライヤーのホットコーヒーはタリーズコーヒーが提供され、オマケのチョコレートも1つ付いてくるのでオススメです。
20時頃に福岡空港に着陸。
母親からLINEが来てましたがフライト中は電波が入らず、飛行機を降りてから見た所祖母の訃報が入り、2日後に葬儀になるとの連絡でした。
元々出発の前日に危篤状態から立ち直ったと聞いて出発しており、予定では赤の路と黒の路(鹿児島中央→宮崎)に乗車し、宮崎から福岡経由で愛知へ戻る予定でしたが、この影響もあって急遽愛知への帰投するルートを考える事に。
友人の荷物受け取りとトイレを待っている最中に職場へ連絡し、地下鉄に乗って泊まるホテルのある天神まで向かいます。
この日宿泊したホテルはソラリアプラザ内にあるソラリア西鉄ホテル福岡になります。
少し値段はお高めでしたが部屋はモデレートツインを選択。
部屋も広く快適でした。
夜飯は天神に来ているので屋台でラーメンと行きたかったですが、例のアレ(コロナの余波)で屋台が21時頃で営業が終わってしまい、店も空いておらず、やむ無く近くのマクドナルドで済ませました。
ここで1月28日の処遇と帰投ルートを考える事に。
とりあえず予約していた黒の路はキャンセルし、宿も天文館近くのホテルを予約していましたが移動ロスの少ない鹿児島中央駅直結のホテルへ変更。
帰投ルートについてはタイムリミットが28日の午前中と親から連絡があり、直線距離で710km離れている鹿児島から名古屋までを色々検討した所新幹線と飛行機を福岡で乗り継ぐ事に。
スターフライヤーとJALの予約を投げ捨て、ANAと新幹線を急遽予約。痛い出費でした。
2022年1月27日
ビュッフェ形式の朝食を頂き、部屋でモーニングコーヒーを飲んでホテルをチェックアウト。
天神から地下鉄に乗車し36ぷらす3の出発駅である博多駅へ。
博多駅在来線ホームの行先表示に鹿児島中央の表示、九州新幹線開業を最後に見られなくなった表示を見て特急つばめの面影を感じたり。
09時45分頃、6番線に787系・BM363編成が入線しました。
黒の車体に金色の装飾が目立ちます。
今回乗車するのは3号車のサロシ786-363です。
側面のLED表示もしっかりと鹿児島中央と表示されており、流石に気分が高揚します。
3号車のドアから乗り込み、荷棚にキャリーケースが入らない為2号車の荷物置き場へ置き、指定した座席へ。
今回鹿児島中央までの座席です。
元々セミコンパートメントとして使用されていた座席を改装したシートで、座り心地は良かったです。
09時52分に博多を発車し、アテンダントさんから乗車証明書を頂き、色々話を聞いて列車は鹿児島本線を南下します。
11時10分頃に最初の停車駅となる熊本県・玉名駅に到着です。
実は人生初の熊本県来訪。ここでは地元の方々による特産品販売や記念スタンプの押印と乗車している車両の撮影をしました。
そして20分程経って11分30分頃に玉名駅を発車。次の停車駅は熊本県の玄関口、熊本駅です。
30分程鹿児島本線を南下して市街地も近付いた頃、職場から電話が。座席で通話する訳にもいかず、かといってデッキは走行音がするのでトイレに駆け込んで通話。
ちょうど通話中に熊本駅に到着していた模様で、終話後に急いでホームから撮影しました。
撮影後12時丁度に熊本駅を発車。
しばらく鹿児島本線を南下して10分程すると進行方向右側に九州新幹線の車両基地である熊本総合車両所が見えてきたので動画を回していた所、まさかの車両がいました。
その車両とは3代目フリーゲージトレイン。
九州にいるとは知っていましたが、まさか見れるとは。
そして熊本総合車両所を見送ったタイミングで食事時間に。
今回は鮨プランで予約しているので昼メシはお寿司。でも良くある回転寿司とかスーパーの寿司じゃありません。
ミシュラン2つ星を獲得した熊本市内の「鮨 仙八」というお店の大将直々に乗車して握りたてを頂く超贅沢な寿司コース。
まず最初にお通し「お出汁の中にシャリ玉を入れた椀」が出てきます。
あっさりとした出汁にシャリ玉が良く合うんですよねこれが。
お通しを完食したら次はおつまみ3種。
最初に出てきたのは「河豚昆布〆 おろしポン酢」
ポン酢の酸味と河豚の食感が非常にマッチする良い組み合わせ。お酒が欲しくなりますね。
(本当は日本酒を一緒に頂くつもりでしたが、某感染症のせいで提供が食事後になると説明があったので緑茶にしてます)
次に出てきたのは「太刀魚 フキノトウ酢味噌」
細かく刻んである太刀魚にフキノトウの酢味噌が掛かった一品。
酢味噌の酸味がこれまた太刀魚に絡んで美味しいんですよねぇ
そしておつまみの最後は「白魚 茶碗蒸し」
茶碗蒸しと聞いてどんな感じで出てくるのか、予想がつかなかったですが、これまた美味でした。
そしてメインの鮨、その日オススメのネタが出てくるので週替わりで何が出てくるかはお楽しみ。
盛り板に乗せて2貫ずつ来ました。
ネタが何だったか忘れてしまったのは反省点。
でも美味しいかったので( ᐛ )وヨシ!
これだけでも36ぷらす3に乗った価値があります。
そして次に口直しとして「とこぶしのリゾット」です。
何とも不思議な食感ながら酒が欲しくなる味、昼時に呑めないのが非常に辛い。
そして最後に出てきたのは「熊本産 ミックスリーフを使った手巻き寿司」
塩とオリーブオイルをかけて手巻き。
これはこれで美味い、塩とオリーブオイルがまた引き立っている感じがしました。
これで食事時間は終了、非常に良い思い出になりましたね。
ミシュラン星の付く店なんて普段行けませんから…
そして列車は食事時間中に鹿児島本線から肥薩おれんじ鉄道線に入り、鹿児島県へ。
鹿児島県内では牛ノ浜駅に停車。
ここでは玉名駅と同様に地元の方々による特産品販売や記念スタンプの押印と乗車している車両の撮影をしました。
海も近く、跨線橋もあるので割と色んな角度から撮れるのが良いです。
ちなみに牛ノ浜駅では前3両分しかドアが開きませんので後ろの号車に乗ってる場合は要注意。
14時20分頃から20分停車して牛ノ浜駅を発車。
発車して落ち着いた頃合に同じ号車の売店カウンターへ。
今回の旅は某感染症のせいで酒類の提供制限が掛かっており、牛ノ浜駅〜川内駅間が唯一呑める区間となっている為、九州の地酒をこの区間で楽しみます。
この後翌日の1月28日から3月22日まで完全に販売が無かった事を考えると本当にギリギリの滑り込みセーフでした。
「純米大吟醸 東一」と「特選梅酒 とまり」をそれぞれ選んで購入。
東一を酒と一緒に買ったサラミと共に呑みました。サラミの塩気と酒がこれまた良い景色と相まって美味いんだ。
お酒を呑んだ後は4号車のマルチカーでのんびりした後、自席に戻って最後にアテンダントの方とお話をして16時26分に赤の路終点の鹿児島中央駅に到着。
鹿児島中央駅に着いて、最後に引き上げるBM363編成を見送り赤の路は終了。
改札を出て改めて予約したホテルにチェックイン。
この日は鹿児島中央駅直結のJR九州ホテル鹿児島のスタンダートツインに宿泊。
ホテルでゆっくりした後に鹿児島土産を物色して夕飯へ。
「黒豚しゃぶ鍋 ぞうすいの店・八幡」で黒豚のしゃぶしゃぶと芋焼酎を頂きました。
2022年1月28日
朝6時に起床。友人とはここで解散し、ホテルのチェックアウトを任せて一人鹿児島中央駅へ。
鹿児島中央駅からはみずほ600号に乗車して博多へ。
朝早いのでそれなりに空席も目立つ中、鹿児島中央駅を出発し朝メシの駅弁を食べつつ約1時間20分で博多駅に到着し地下鉄に乗って福岡空港へ。
福岡空港の保安検査を通過し、7番ゲートから09時10分発のANA434便で名古屋へ戻ります。
搭乗機はボーイング737-800の機体番号JA74ANでした。
朝ラッシュの福岡空港からテイクオフして約1時間、定刻から5分早着で中部国際空港に到着。そのままミュースカイに乗車して神宮前で本線特急に乗り換え。
そのまま50分程でスタート地点の名鉄一宮駅に到着して旅は終了。
なお鹿児島で解散した友人は指宿観光して鹿児島空港から大阪経由で帰ってきた模様でした。